【7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる」習慣】を読んでみた

最近仕事に関するモチベーションが上がってきたので、更に仕事ができるようになるためにはどうすればいいのだろうかと考えて、古川武士氏の「7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる」習慣」を読んでみました。

7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる」習慣

すでに「答え」が分かっている

題名から答えが出ています。

つまり「すぐやる」ことで成功するということです。

確かにそうです。

勉強も仕事も「すぐやる」人は大きな成果を出します。

実際に成果を出している人、例えば会社でも成果を上げている部長、もしくは出来る部長を見ていると、100%「すぐやって」います。

まったく躊躇しません。

「今話し掛けると恥ずかしいから後にしよう・・・」なんて考えはなさそうです。

女性社員に対しても、恥ずかしいから後でこっそりと声を掛けようなんて思ってもいません(表面上は)。

このように現場で仕事をしている部長を見ていると「すぐやる」習慣が完璧に出来ています。

これを真似すればいいだけの話ですが、なぜ我々は「すぐやる」ことが絶対的にできないのでしょうか?

心のブレーキがあるから「すぐやる」ことができなかった

原因は「心のブレーキ」でした。

著者の「古川武士」氏は、「心のブレーキ」が原因と見ています。

先延ばしをする人は「心のブレーキ」に邪魔をされて行動ができないということです。

心のブレーキは7つあった

著者の「古川武士」氏によると心のブレーキは以下の7つに集約されます。

  1. めんどくさい
  2. 失敗が怖い
  3. 時間がない(まだある)
  4. 嫌われたくない
  5. つらい
  6. 自信がない
  7. 後悔したくない

私は会社で思うように仕事ができずに(成果が出せずに)ぐずぐずと一日を過ごして、非常に心地の悪い思いをすることがあるのですが、なぜなのか理由を考えてみると以下だと思います。

  • みんなに嫌われたくない
  • 自信がない
  • 失敗が怖い
  • プライドを傷つけられたくない

この4つの中で一番大きく感情を占めているのが「プライドを傷つけられたくない」という感情でしょうか?

これが一番よくないです。

プライドを守るために最終的にとんでもなく損をするような予感がしています。

「プライドが高すぎると損をするよ」と思っていても、毎朝満員電車でギュウギュウ詰めにされて、隣の人に押されたら、プライドを傷つけられて押し返す・・・

こんなくだらないことをしています。

それで済めばいいのですが、将来とんでもない事態になりそうな予感がするので絶対にしょうもないプライドを守るために満員電車で押し返したりすることは止めるべきだと思うように頑張っています。

でもなかなかうまくいかない・・・ということで「プライドを傷つけられたくない」が一番大きく占める感情になっていると思います。

ただし古川武士氏は「原因が分かれば7割が解決したようなものだ」と言っているので、なんとかなりそうです。

まずは「行動」

行動からすべてが始まります。

いくら心の中で素晴らしい考えを持っていたとしても(例えば、実は私はとても頭がいい。頑張れば簡単に医者になれる。ただしやる気が出ないなど)、何もしなかったら何も変わりません。

成功者はとにかく「行動」をしています。

「私が本気を出して勉強したら、弁護士になれる」と考える前にすでに勉強をしています。

そこで古川武士氏は「ベビーステップ」を提唱しています。

ベビーステップ(BabyStep)の効果とは?

ベビーステップ(BabyStep)とは「赤ちゃんのような小さな一歩」ということです。

人間の脳は、結論から逆算するので、最初に「お金持ちになったら」と考えると、何をどうしたらいいのか分からずに結局何もできません。

そこで大きくハードルを下げて簡単にできることから始めることを「ベビーステップ」と言います。

心理学者のレナード・ズーニン博士は「初動4分の法則」を主張しています。

「人間は初動が最も気が重たい。最初の4分を動き出せば、行動にかけるエネルギーはどんどん少なくなる」という法則です。

また、脳科学者の池谷裕二氏も 「身体を動かすとモチベーションが湧く」と言っています。

逆に言うと、身体が止まっていると、気が重たくなり何もできなくなります。

だから会社でも体を動かすことは非常にいいです。

私も時間があればオフィス内を歩き回るなどしたいと思います。(言うのは簡単ですが、いざやるのは若干の恥ずかしさを感じますが・・・)

心のブレーキを外すと人生が変わる

どうすれば「心のブレーキ」を外すことができるのか?

先ほど挙げた7つの「心のブレーキ」について考えます。

めんどくさい

完璧なゴールから逆算してしまうから面倒くさくなります。

たとえば、難攻不落のプロジェクトを任されると、「何をどうしたらいいんだろう・・・」とプレッシャーが掛かり、毎日残業しても終わる予感がしないと思い、何もできなくなってしまうことがあります。

それでもやらなければいけないのですが。。

■解決策

100点か0点かで考えない。

→50点でも合格ぐらいに考える。

富士山の頂上まで登れなくても、一歩一歩進んでいく。

→その結果、どこまで登れるかは後で分かるし、今はどうしようもない。

失敗が怖い

未経験の場合、経験が浅い場合は、失敗を怖がります。

いわゆる「お化け屋敷」に入っていないのに想像だけが膨らんで何もできなくなっている状態です。

また、完璧主義の人は行動のハードルを高くしすぎて、飛び越せない状態になり、自ら確実に失敗するように状況を作っています。

更に会議でも自分の発言がチンプンカンプンで笑われるんじゃないかと怖がり、何も発言しない人もいます。

→私もそうです。

■解決策

高望みをしない。

会議は5分以内に一言発言をして、会議の輪に入る。

著者の古川氏はとにかく「ホワイトボードのペンは書けますか?」ぐらいの発言でもいいからすると会議の輪に入れると言っています。

→これは非常に良い案です。

時間がない(まだある)

一言で言うと「時間がない」はウソです。

スケジュールに余裕がなくて常に追われているような感覚になり、時間的・精神的なゆとりがなくストレスを抱え込んでしまいます。

上司から「来月までにできるよね?」と聞かれると、すぐに「はい」と言ってしまいます。

ここで「現在Aというプロジェクトをやっているので、プロジェクトBと並行しようとするならば、Cさんに手伝ってもらわないといけません。それでもよろしいでしょうか?」という駆け引きみたいなことも一切やらずに、「はい」とだけ答えて自分の首を絞めてしまいます。

→私もそうです。

■解決策

精神的なゆとりを作る

→あえて外に出て缶コーヒーを飲んでみる(5分くらい)

→トイレに5分くらい閉じ篭もる(他人の迷惑になるかも)

嫌われたくない

「嫌われるかもしれない」は幻想。

ただし「嫌われるかもしれないという恐怖」は人間にとって必要です。

人はどうしても人とつながってしか生きていけないため「嫌われるかもしれないという恐怖」は大切です。

嫌われたくないという感情で上司への悪い報告ができなくなる。

■解決策

失敗をしても丸腰で上司に報告しない。

→対策を考えたうえで報告する。

少しだけ対策を取ったうえで報告する。

あらかじめ他部署の人とネゴっておくとか。

最初に「一瞬だけいいですか?」と一言言ってから会話に入り、なるべく早く話を切り上げる。

つらい

心のエネルギーが足りないと辛くなります。

→その結果、ダラダラしてしまいます。

一般的に朝が一番エネルギーが強くて、時間が経つにつれ、エネルギーが減っていくそうです。

→私の場合は、朝はエネルギーが相当低いです。テンションも低いです。

しかし夕方になると積極的になります。

■解決策

絶対にできる一歩だけをやって終わる。

例えば、毎日ジョギングをする目標があるなら、毎日ジョギングウェアを着て、外に出てみる。

結果的にジョギングした距離が「0メートル」だったとしてもジョギングしたことにする。

自信がない

自分を過小評価しすぎている。

■解決策

相手から関心を持たれて不快に思う人間はいない。

相手から好意を受けて不快に思う人間はいない。

初対面の人と、一言だけでいいのか会話をしてみる。声を掛けてみる。

人前で話をしてしどろもどろになって、数秒止まったとしても、誰も気にしていない。

後悔したくない

損失回避のコストは高くつく。

絶対に後悔したくない人は、結局行動しない。

■解決策

手放す不安になれる。

物を捨てるトレーニングをする。


7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる」習慣

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