株式会社を設立する手順(法人設立)&個人事業主からの法人成りの手続きについて

この度株式会社を設立しました。

株式会社設立(法人設立)の手順を残します。

 

freeeを利用して法人設立をした

以下のfreee会社設立からログインをして(アカウントがない場合はアカウントを新規登録して)会社を設立しました。

 

https://www.freee.co.jp/launch/

 

freeeを利用して各項目を入力して簡単に完了

正直言って行政書士や司法書士は不要な時代になりましたね。。

freeeの会社設立で空欄を埋めるだけでいつの間にか手続きが完了してしまいます。

「これでいいのだろうか?」と不安に思うレベルで簡単に手続きができます。

 

定款は電子定款にする

定款は電子定款にしましょう。

 

 

紙定款だと印紙代が40,000円取られます。

これも意味が分からないですよね。

税金をたくさん払っていて(たくさんの具体的な数値は不明ですが笑)、更に印紙代を取られると。

更に意味が分からないのは電子定款だと印紙代が0円です。

電子データだからということでしょうけど、電子データを入れておくDBやストレージはコストが掛かりますし、IT環境を運用するために人件費がかなり掛かると思います。

しかし電子定款だと「0円」というのもよく分からないですよね。だったら紙定款も「0円」でいいのではと思いました。

 

資本金と株の価額と発行可能株式総数で迷った

最初はよく分からないので資本金を「1円」にしました。

ネットで調べると「1円から会社設立できますよ」と広告が打ってあったので(笑)

 

なので freee の項目には「1円」を入力しましたが

 

最終的には以下のようにしました。

  • 資本金:10,000円
  • 一株の価額:100円
  • 発行可能株式総数:10,000株

 

公証役場に行って定款とCD-Rを受け取る

事前に最寄りの公証役場に電話連絡をして予約します。

 

大体暇だと思うので(笑)いつでも予約を取れると思います。

 

公証役場に行って受付の人に委任状と一緒に綴(と)じた定款を提出します。

その後、身分証明書(マイナンバーや運転免許証など)を提出します。

10分くらい掛けて、印刷したり公証役場の「公証」のマークを入れたり、電子署名をしたりします。

その間は椅子に座って待機です。

その後、公証人から説明を受けて(2~3分程度)で完了です。

 

説明が完了したら、CD-Rを受け取り31,900円を支払い完了です。

「今時CD-Rなんてありえないでしょ(笑)」と思ってしまいますが、真面目な顔でCD-Rのディスクを渡されたので時代の古さを感じて笑ってしまいました。

データ何てメールに添付して送ってくれればいいのにと思ったんですが、この後法務局での手続きがあるのでCD-Rの方が都合がいいのでしょうか?

 

 

法務局に行って登記をする(2023年7月7日)

最後は法務局に行って登記をして完了です。

2023年7月7日(金)最寄りの法務局に行ってきました。

建物は古くて汚くて昔風の建物です。しかしこの役所風の建物の好感度は高いです。

逆に一等地で周りの民間の建物は古くて寂れているのに役所だけが最新の高層ビルだと悲しくなります(笑)

農民から年貢を搾り取って自分だけいい思いをする悪代官みたいなので(笑)

 

法務局に行けば収入印紙を販売しているブースのようなものがあるのでそこで15万円を支払って収入印紙を購入します。

購入したらその場で水を付けて登録免許税納付用台紙に貼り付けます。

 

その後法人登録の窓口に行ってドキュメント一式を提出して完了です。

 

持ち物

  • 公証役場で受け取った定款の謄本(※CD-Rは保管用なので不要)
  • 印鑑証明書 1通
  • 資本入金証明のコピー(Webの明細画面)
  • 株式会社設立登記申請書
  • 登録免許税納付用台紙
  • 発起人決議書
  • 就任承諾書(代表取締役、取締役、監査役)
  • 払込を証する証明書
  • 印鑑届出書
  • OCR 用紙(登記すべき事項)
  • 現金:登録免許税(15万円)
  • 法人印と発起人の実印(修正や押印漏れがある場合に念のため必要)

 

法務局は結構点在している

法務局に行くということは霞が関まで行かないといけないと思ったら、意外とそこかしこに点在していますね。

近場の法務局に行けば良さそうです。

 

登録免許税は15万円

登録免許税は一律15万円です。

 

登記完了は2週間後

受付が完了すると「登記完了予定日のお知らせ」をもらえます。

大体2週間後に完了するようです。

ただし申請書に不備がある場合は電話連絡が来るそうです。

何も連絡が来なければ無事終了ということになります。

 

登記申請をした際に「印鑑カード交付申請書」をもらいました。

これの申請も必要なようです。(何に使うのか不明)

 

 

個人事業主からの法人成りの手続きについて

現在すでに個人事業主です。

その状態から法人成りをします。

その場合はどのように手続きを進めればいいのでしょうか?

 

環境

現在以下のような状況です。

  • 現在個人事業主
  • インボイス登録は完了済み(番号も取得済み)
  • freeeで個人事業主の会計管理をしている
  • 法人開始は2023年7月から
  • 個人事業主でまだ減価償却費が残っている
  • 現在みん社保に加入している

 

 

疑問点

いろいろ調べているうちに湧いてきた疑問点です。

  • 社会保険はどうすればいいの?
  • 税務署への届け出はどうすればいいの?
  • 家族はどうなるの?

 

確認済み

みん社保(ITフリーランス協会)は個人事業主のみが加入できます。

法人成りをした場合は脱退が必要です。

しかし、個人事業主と株式会社の取締役は同時にやっても問題ないので(今のところは面倒くさいので個人事業主の廃業届を出す予定はありません)、引き続きみん社保に加入し続けることができます。(しかし、みん社保と法人での社会保険とどちらがいいのか調査が必要です)

 

 

法人の住所について

法人の住所は個人の自宅の住所でもできますが、自宅の住所にすると法人登録をした瞬間にセールスなどの郵便物が届き始めます。

要するに自宅の住所がリストとして出回るということです。

なので、セキュリティを考えて自宅を法人の住所にすることは止めましょう。

バーチャルオフィスで十分です。

 

バーチャルオフィスについて

バーチャルオフィスはインターネットで検索すればたくさん出てきます。

選ぶポイントとしては以下の2点です。

  • 法人登記が可能か
  • 郵便物を保存、もしくは転送してくれるか

例えば、法人口座を開設する際に銀行から住所確認のために法人の住所に郵便物が送られてくることがあります。

その際にバーチャルオフィスにて郵便物を転送してくれない、保管してくれないということだと法人口座の開設ができないことになります。

 

 

 

■STRATUP(格安料金のバーチャルオフィス スタートアップ・青山)

https://www.xn--dckn0c3a4e6a4gwc5hz256bzg3a.jp/

月額500円の料金プランがお勧めです。

URLが怪しいですが、日本語ドメインなのでこのような怪しいURLになっています。

ブラウザだと「https://www.バーチャルオフィス格安.jp」になっています。

 

 

月額500円で郵便物の転送までやってくれるのはここくらいかなと思います。

 

法人口座の開設

私の場合は法人口座は不要かなと思っていましたが、個人事業主から法人成りをした場合にどうするか契約先に相談したところ、法人と契約するなら法人の口座に報酬を振り込む必要があるということだったのでやっぱり法人口座が必要でした。

 

法人口座の場合はインターネットで「法人口座 ネット銀行」で検索すれば結果が出てきますが、料金や様々なサービスを比較した結果「GMOあおぞらネット銀行」一択だと思います。

 

 

 

登録免許税を半額にできると思ったができなかった

特定創業等支援事業に参加すると登録免許税を半額にできるとインターネットで検索すると出てきますが、登録免許税15万円が半額の7万5千円になると思いましたが違いました。

半額といっても資本金の0.7%が0.35%になるだけで、結局15万円は変わりません。

巨額な資本金で法人を設立する場合は意味があるかもしれませんが、資本金100万円レベルなら結局15万円になります。

 

 

印鑑カードの申請をする

正直言って必要になる時が来るような気がしませんが、将来必要になるかもしれないので念のために取得しておきます。

 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人