【はしか】2018年4月現在 沖縄で大流行中なので注意【特に妊婦は】

今、沖縄で「はしか(麻疹、ましん)」が大流行(パンデミック)しているようです。

しかもGW(ゴールデンウィーク)直前のこの時期(2018年4月22日)です。

以下は、2018年4月21日の Yahoo! のニュースです。(※Yahoo!のニュースはしばらく経つと消えます)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180421-00240877-okinawat-oki

 

感染源は台湾の男性のようですが、埼玉や名古屋に行っているようなので全国的に広まる危険性があります。

 

 

 

【追記】はしか(麻疹)の抗体チェックをしてきました(2018年4月26日)

2018年4月28日に嫁と一緒に近所のクリニック(大塚北口診療所)に行き、はしかの抗体チェックをしました。

自費清算なので二人で7,600円(税込)掛かりました。

2018年4月26日(木)に血液検査をして2日後の4月28日(土)に抗体検査の結果が届きました。

抗体検査の結果は、電話確認では結果は教えてもらえません。必ず診療所に行く必要がありますが、平日は21時まで、土日も診療しているのですぐに行って結果が確認できます。

結論から言えば二人とも抗体の陽性反応が出たので、麻疹ウィルスの抗体を持っているということで安心しました。

 

下図は、大塚北口診療所の「検査結果報告書」です。

麻疹-IgG抗体

IgG 判定 (+)

EIA価 22.0

【はしか】2018年4月現在 沖縄で大流行中なので注意【特に妊婦は】

 

EIA価の数値を見て麻疹ウィルス抗体があるかどうか判定します。

 

判定  EIA価

(-)  2.0未満  陰性

(±)  2.0~3.9 

(+)  4.0以上  陽性

 

検査結果が「陰性」もしくは「(±)」の場合はワクチンの接種が必要です。(妊婦を除いて)

嫁の EIA価は「22.0」なので陽性です。

ちなみに私の EIA価は「21.2」だったので私も陽性でした。

 

 

大塚北口診療所は平日9:00~21:00、土日も診察しているのでサラリーマンでも行ける

みんなに知られるといきなり混雑して自分が行けなくなるかもしれませんが、実はJR大塚駅から徒歩30秒くらいの近くにある大塚北口診療所は毎日診療しています。

 

医療法人社団 景星会 大塚北口診療所

http://www.keiseikai-group.com/ootsuka_kitaguchi/

【はしか】2018年4月現在 沖縄で大流行中なので注意【特に妊婦は】~大塚北口診療所

 

診療時間

平日 9:00 ~ 21:00

土曜日 9:00 ~ 19:00

日曜日 9:00 ~ 13:00 

 

最初に診療時間を聞いた時は信じられませんでした。。

毎日診療してしかも平日は21時まで、土日も診療している・・・と。

だから私にとって大塚北口診療所は非常に貴重な診療所です。

 

この診療所で仕事帰りに嫁と一緒に行って麻疹抗体の血液検査を受けました。

 

下図は大塚北口診療所の場所です。

JR山手線の大塚駅から徒歩30秒~1分程度なので、池袋からでも非常に近いと思います。

【はしか】2018年4月現在 沖縄で大流行中なので注意【特に妊婦は】

 

 

大塚北口診療所に電話をしてワクチンを予約すればすぐに対応してくれる

ネットを見ていると、病院にはしかのワクチンを予約しようとしたが無いからと言われて断られたという方がいましたが、私は大塚北口診療所に電話をしてすぐにワクチンを予約することが出来ました。

結局ワクチンの抗体を持っていたのでキャンセルしましたがすぐに対応してくれると思います。

 

 

 

【続報】2018年4月22日  大型連休ではしか感染拡大の恐れ「ワクチン2回接種を」

2018年4月22日の「朝日新聞デジタル」の記事です。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180422-00000010-asahi-soci

 

なぜ2回の接種が必要なのか?

1回の予防接種だけでは20人に1人は免疫が付かないからだそうです。

つまり「5%の人が1回の予防接種で免疫が付かないため、念のため2回受けると確実にはしかの免疫が付きますよ」ということです。

 

分かりやすい図があったので解説します。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180422-00000010-asahi-soci.view-000

※Yahoo!ニュースはしばらくすると記事が消えることがあります。

 

1歳以上で2回接種を受けたことが文書(母子手帳等)で残っている場合 ← OK

抗体検査をして「陽性」だった ← OK

予防接種を2回以上受けた記憶がない、文書もない ← 抗体検査をして「陰性」なら接種をする

 

いずれにせよ、シンプルにまずは「抗体検査」を受けて「陽性」なら問題なし、「陰性」なら接種をした方がいいです。

 

 

はしか感染の予防のため「MRワクチン」を接種する

※「MRワクチン」とは麻疹風疹混合ワクチンを言います。

可能ならば「はしか」に感染しないように、すぐに病院に行ってMRワクチンの接種をするようにします。

一番いいのは、血液検査ではしかの抗体ができているかチェックして、

  • 抗体が陰性の場合 ← ワクチンを接種する
  • 抗体が陽性の場合 ← ワクチンを接種する必要なし

という対応が出来れば一番いいです。

 

妊婦は「はしか(麻疹)」の予防接種を受けられない

妊婦は「はしか(麻疹)」の予防接種を受けられません。

 

妊婦は「はしか(麻疹)」の予防接種を受けられないが「はしか免疫グロブリン」なら受けられる

妊婦は「はしか(麻疹)」の予防接種を受けられませんが「はしか免疫グロブリン」なら受けられます。

麻疹患者との接触後3日を過ぎ、4日以上6日以内であれば「はしか免疫グロブリン製剤」を注射することにより麻疹の発症を予防できる可能性があるようです。

 

IDSC(国立感染症研究所 感染症情報センター)

http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/QA-5.html

ただし掛かりつけの産科で相談する必要があります。

「はしか免疫グロブリン」で軽症化が期待できますが、

  • 血液製剤
  • ヒトパルボウィルスが混在していることもある

であることが胎児に影響があるとも言われているので医師の相談が必要です。

IDSC(国立感染症研究所 感染症情報センター)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2340-related-articles/related-articles-431/6180-dj4314.html

 

 

風疹の抗体とはしか(麻疹)の抗体は別

子供の頃風疹の予防接種を受けていてもはしか(麻疹)とは別なので、はしかの予防接種が必要になります。

 

子供の頃1回「はしか」の予防接種を受けていても抗体がなければ効果はない

ここが一番重要ですが「子供の頃1回はしかの予防接種を受けていたから大丈夫」という方がいますが、重要なのは「予防接種を受けていたかどうか」ではなく「抗体があるかどうか」です。

そのため、仮に子供の頃はしかの予防接種を2回受けていたとしても、今抗体がなければ感染する危険性があります。

 

 

麻疹(ましん)または「はしか」とは?

麻疹(ましん)は、「はしか」とも呼ばれています。

「はしか」「麻疹(ましん)」は同じです。

 

はしかは麻疹ウィルス感染で起こる急性伝染病です。

大人になってかかると重症化する傾向があり、高熱、風邪に似た症状、発疹だけでなく、肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。

 

感染経路は

  • 空気感染
  • 飛沫感染(ひまつかんせん)
  • 接触感染

と多数あります。

 

はしかの感染力は「最強」クラスです。

インフルエンザはくしゃみで2メートル以内にいると感染すると言われますが、はしかの場合は同じ電車内にいるだけで感染するレベルです。

空気中をウィルスが漂い、強い感染力で次々に感染していきます。

 

 

はしかに罹った時の症状

2~3日高熱(38度くらい)が続きます。

(風邪と一緒なだけに、この時にはしか(麻疹)と気が付くのは難しい)

その後、一旦下がり始めた後に、再度高熱になり、その際に顔、身体に発疹(赤いブツブツ)ができます。

発疹ができた後、痒みがでてきます。

その後39度の高熱になります。

3~4日後に徐々に回復しますが、その過程で合併症状が出ます。

  • 乳児の死因となる
  • 脳炎が発症することがある
  • 妊婦は流産の原因になる

 

 

 

はしかは二度感染しない

「子供の頃、一度はしかに感染しました」と明確に分かっている場合は、問題ありません。

はしかは二度感染しないと言われています。

ただ「はしか(麻疹)」「風疹」がごちゃ混ぜになって記憶しているケースもあるので文書などで残っているかどうかまで確認したいところです。

 

 

妊婦がはしかに罹ると流産のリスクが増加するので注意

はしかの抗体がない妊娠中の女性がはしかに罹った場合のリスクです。

  • 子宮収縮による流産を起こす可能性あり
  • 妊娠初期に感染した場合 ← 31% が流産
  • 妊娠中期に感染した場合 ← 9% が流産もしくは死産、24% は早産

麻疹(ましん)、はしかについて Wikipedia より

 

はしか(麻疹)の予防方法について

はしか(麻疹)の予防方法について解説します。

 

はしか(麻疹)の予防接種を受ける

はしか(麻疹)を予防するためには「予防接種」が一番です。(妊婦は予防接種を受けられない)

1回ではなく2回予防接種を受けることで一生はしかに感染する心配がなくなります。

たったこれだけでこれから先の人生、安心して暮らすことができるようになります。

 

ウィルスレベルをブロックするマスク

上でも記載しましたが、

感染経路は

  • 空気感染
  • 飛沫感染(ひまつかんせん)
  • 接触感染

で、麻疹ウィルスの直径は「100~250nm(ナノメートル)」です。

ちなみに1nm(ナノメートル)は、

0.0000001 mm(ミリメートル)

0.000000001 m(メートル)

です。

100nm ということは、0.00001 mm(ミリメートル)なのでほとんどマスクは役に立ちませんが、しないよりはした方が確率的に良いので、ウィルスブロックレベルのマスクをします。

(それでもマスクで完全にブロックできませんが)

 

手洗い・うがいをする

外出したら手洗い・うがいをします。

 

抗体があるかどうか検査をする

まずは現在の状況を調べます。

現在の状況を把握できれば対策が取れます。

  • 抗体がある ← 安心できる
  • 抗体がない ← 対策を取る

はしかの抗体の検査は1週間くらいで出ると思います。

 

はしかの抗体検査は「PA法」「EIA法」で受けます。

 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人