【妊娠・出産】【黄体ホルモン補充】体外受精時に処方された薬を飲み続ける

現在7週目ですが、体外受精時に病院から処方された薬を飲み続けています。

先生に聞いたところ、「体外受精時に処方された薬を飲み続けるよう」に言われました。

 

 

最初に注意点

  • 人工授精をする医院
  • 出産をする医院

が異なる場合は、ホルモン補充剤を続けるのか、無くなったらホルモン補充剤を止めるのかの判断が宙に浮く可能性があります。

  • 人工授精をする医院 ← 出産をする病院に聞いて
  • 出産をする医院 ← ホルモン剤を処方した医院に聞いて

となる可能性があります。

最初の段階で

  • いつまで服用するのか?
  • 服用をやめるタイミングは?(何らかの数値で判断するとか)
  • 誰が判断するのか?(人工授精をした医院 or 出産をする医院)

など確認しておいた方がいいです。

 

なぜ「体外受精時」に「黄体補充」をする必要があるのか?

一言で言うと「ホルモンコントロール」のためです。

体外受精をする際に、卵子を成長させるため様々な薬を投入しますが、その結果黄体機能が減少します。

そのため、自然妊娠した妊婦と比べると黄体機能が下がっているので「黄体補充」が必要になります。

だから特別なことをしているわけではないということだと思います。

(マイナスをゼロに持っていくようなイメージでしょうか)

妊娠7~10週目になると自身でホルモンを分泌できるようになります。

 

 

人工周期での凍結融解胚移植並びに採卵周期での新鮮胚移植におけるホルモン製剤使用について

人工周期においては排卵を伴わないため、卵巣に黄体は形成されません。

つまり、卵巣からエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という妊娠成立に必須な女性ホルモンが分泌されません。

生理的には(正常な普通の、自然の状態では)妊娠前からこれら妊娠成立に必須な女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が分泌され妊娠成立後も妊娠8週くらいまでは主に卵巣(黄体)由来の女性ホルモンにより妊娠が維持されます。

一方、妊娠が成立すると絨毛は卵巣(黄体)を刺激して女性ホルモンにの分泌を促すHCGを分泌するのみならず、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)そのものの分泌も高まって来て妊娠8週~12週以後卵巣にとって代わって女性ホルモンの分泌主体になってゆきます。

したがって、黄体形成のない人工周期での凍結融解胚移植では妊娠第8週くらいまで女性ホルモンの補充が必須となります。

採卵周期での新鮮胚移植でも採卵によりその後のホルモン分泌の低下のため、ホルモンの補充が必要となります。

しかしながら、エストロゲン製剤の妊娠中の投与は原則禁忌となっています。

これは、かつて女児の胎児期のエストロゲン製剤曝露により膣の腺癌が発生したことがあるためです。

しかし生殖補助医療では妊娠第8週までくらいしか投与しないことと、当時のエストロゲン製剤とは異なる薬剤であることから、このような問題は起こっていません。

 

 

黄体ホルモンとは何か?

黄体ホルモンについてまとめてみました。

  • 黄体ホルモンは別名プロゲステロンという
  • 妊娠・妊娠の継続に必要な女性ホルモンである
  • 妊娠中の流産を予防する
  • 基礎体温を上げる
  • 子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすくする
  • 黄体ホルモンを使用する目的は「妊娠率を上げる」ため
  • 子宮内膜をいいコンディションに整える
  • 黄体ホルモンが大量に分泌されると「食欲が湧く」「身体がむくむ」「胸が張る」
  • 黄体ホルモンが減ると子宮内膜が剥がれる→生理での出血がこれ
  • 精神的に不安定になる
  • 妊娠16週頃に胎盤が完成すると、黄体ホルモンは卵巣ではなく胎盤から分泌されるようになる
  • 妊娠成立後も、胎盤が形成されてから十分な量の女性ホルモンが産生・分泌される妊娠6~7週まで(もしくは10週まで、12週までなどいろいろ)は投薬を続ける必要がある
  • 特にホルモン補充を終了するタイミングが決まっているわけではない、医院によっては血液検査でホルモン値をしっかり見て続けたり止めたりするところもある

 

いつまでホルモン補充をするのか?

各病院、クリニックともに様々な意見があります。

早いところでは6週目くらい、遅いところでは12週までという意見です。

平均は8~9週目くらいでしょうか。

ただ、「止める」「続ける」の基準がなかなか出てきません。

というところが多くの妊婦にとって不安を感じるところなのだと思います。

ホルモンの値が「xx以上なら終了」「xx以下ならもう1週間継続」など明確な基準があると安心します。

※ちなみに大体があくまでも目安という回答です

 

大体妊娠10週まで行けば妊婦の体から黄体ホルモンも分泌されているはずと判断されます。

 

 

逆に長期間不必要に取りすぎると胎児に悪影響という意見もあり

「そんなに黄体ホルモン補充がいいものなら、10週と言わず出産するまで補充しておけばいいのでは?」と思うかもしれません。(私もそんなにいいものなら延々と補充し続ければいいのではと思いましたが)

しかし黄体ホルモン補充を不必要に補充し続ける(例えば10週どころか14週までとか)と、胎児に悪影響が出る可能性もあるという意見も聞きました。

という可能性もあるようなので掛かりつけの病院やクリニックに確認した方がいいです。

 

 

BTとは?

体外受精について調べると「BT」という用語をよく見かけます。

BT ← blastocyst transfer ← IVF-BT

の略です。

  • blastocyst ←  胚盤胞(はいばんほう)
  • transfer ← 移転、移動

 

「IVF-ET」と「IVF-BT」の2種類があります。

  • 体外受精・胚移植(IVF-ET) ← 受精し分裂した卵(胚)を子宮内に移植する
  • IVF-BT ←  胚盤胞まで成長させてから子宮内に移植する

 

 

BT7日とかBT13日という表現は何を表わしているのか?

BT7日 ← 移植してから7日が経過して8日目

BT0日 ← 移植日

BT1日 ← 移植日の次の日(2日目)

 

ちなみにウチの場合は「ET」なので、BTではありません。

ETは「体外受精・胚移植(IVF-ET)」です。

ET0日 ← 移植日

ET1日 ← 移植日の翌日(2日目)

 

※ただし BT●日という表現の使い道は無いと思います。

 

 

E2とは何か?

いろいろよく分からない用語が出てきます。

  • E2 ← エラストラジオール。エストロゲンの一種。卵胞ホルモン、女性ホルモンとも呼ばれる

卵胞から分泌されるホルモンです。

卵胞の成長と共にE2の値が上昇します。

 

 

 

 

 

現在服用している薬

これらが現在服用している薬一覧です。

(かなり多いですよね。。)

 

黄体ホルモン製剤 ワンクリノン 膣用ゲル 90mg

黄体ホルモン製剤 ワンクリノン 膣用ゲル 90mg

 

製造販売元 : メルクセローノ株式会社

黄体ホルモン製剤 ワンクリノン 膣用ゲル 90mg

 

1日1回使用

アプリケータ(本体)内部にジェルとボールが入っています。

膣の中に挿入し、アプリケータの端っこを押すと、空気圧でボールがジェルを膣内に押し出します。

 

ワンクリノン 膣用ゲル90㎎ 説明書より抜粋

【効能又は効果】

生殖補助医療における黄体補充

 

【臨床成績】

体外受精 ― 胚移植を受ける日本人女性149例を対象に、排卵日から本剤90mgを1日1回膣内に12週間投与した。胚移植例における臨床的妊娠率は28.5%(35/123例)であった。

 

【薬効薬理】

1.黄体期の子宮内膜に対する作用

プロゲステロンは卵巣(黄体)、胎盤、副腎皮質から分泌される天然のステロイドホルモンである。

プロゲステロンは、エストロゲンが十分にある状態で、子宮内膜を増殖期から分泌期へと移行させ、子宮内膜の胚受容能を高める。

プロゲステロンは、脱落膜の発育に不可欠なホルモンであり、子宮腺上皮及び間質の分化に作用する。

 

2.着床における作用

プロゲステロンは受精卵透明体を溶解させる子宮内プロテアーゼを活性化する。

また、プロゲステロンは、エストロゲンによる子宮内膜の増殖を抑制し、子宮内膜の発育を誘導することによって、子宮受容能を確立する役割を有する。

 

3.妊娠における作用

プロゲステロンは妊娠維持において、子宮収縮の抑制、胚の免疫学的保護、プロスタグランジン合成抑制、子宮の成長及び可塑性の維持などの役割を果たす。

 

エストロゲン ← 子宮の内膜を厚くする

 

「黄体補充」とありますが、「黄体補充」←「体外受精時の着床率(妊娠率)のアップ」です。

逆に「黄体」が不足すると、着床率(妊娠率)が下がります。

 

 

 

 

 

プレマリン錠 0.625mg

プレマリン錠 デュファストン

 

http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2479004F1033_3_06/

 

効能又は効果

卵巣欠落症状

卵巣機能不全症

更年期障害

腟炎(老人、小児および非特異性)

機能性子宮出血

 

臨床成績

総症例1,335例における臨床成績の概要は次のとおりである。

(1) 更年期障害、卵巣欠落症状

更年期障害及び卵巣摘除術後などの卵巣欠落症状を呈する705例に対する有効率は、55.7%(393/705)であり、特に潮紅感、のぼせ、不眠、めまい及び発汗などに高い改善率が認められた。

(2) 卵巣機能不全症

第1度無月経、第2度無月経、無排卵周期症などの不妊症167例(結合型エストロゲン注射剤併用78例を含む)に対する排卵率は34.1%(57/167)であった。

(3) 老人性腟炎

老人性腟炎121例に対する有効率は81.8%(99/121)であった。

(4) 機能性子宮出血

機能性子宮出血342例(結合型エストロゲン注射剤併用127例を含む)に対する有効率は88.3%(302/342)であった。

 

薬効薬理

〈エストロゲン作用〉17)

(1) 腟スメアに対する作用

本剤は、Allen-Doisy法によると、17β-estradiol硫酸塩の1/2.5(ラット:皮下)、1/1.5(ラット:経口)の活性を有し、マウスでは本剤の方が強い活性を示す。

(2) 子宮に対する作用

子宮重量を100%増加させる本剤の活性は、17β-estradiol硫酸塩の1/5(ラット:皮下)、1/2.5(ラット:経口)、1/25(マウス:皮下)、4倍(マウス:経口)であり、経口投与時で高い活性を示す。

(3) ゴナドトロピン抑制作用

本剤は、17β-estradiol硫酸塩の1/6(ラット:経口)の活性を示す。

 

卵胞ホルモンを補充してホルモンバランスを整えます。

結合型エストロゲン製剤に属します。

 

販売名 : プレマリン錠 0.625mg

一般名 : 結合型エストロゲン

製造販売元 : ファイザー株式会社

 

 

エストラーナテープ 0.72mg

エストラーナテープ

 

卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)

 

効能・効果

更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う下記症状

血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状

 

臨床成績

1.更年期障害及び卵巣欠落症状

更年期障害及び卵巣欠落症状を有する患者を対象としたエストラーナテープ 0.72mg の一般臨床試験及び比較試験において、診断名別の全般改善度(中等度改善以上)は、更年期障害で 86.5%(211/244)、卵巣欠落症状では 84.2%(85/101)であり、評価したすべての症状項目(血栓運動神経症状、泌尿生殖器の萎縮症状)に高い改善率が認められた。

2.閉経後骨粗鬆症

DXA法による骨密度の変化率は、閉経後骨粗鬆症146例で平均4.83±0.389%の増加を示し、骨密度の改善が確認された。

 

 

エストラーナテープは、内服タイプ(口から飲むタイプ)ではなく、身体に貼ることでホルモンを補充します。

女性ホルモン(エストロゲン)を皮膚から吸収することにより、低下した女性ホルモンを補充することができます。

その結果、子宮内膜が厚くなります。

現在2日ごとに貼り換えています。

おヘソの下に貼り、シャワーはそのままの状態で可能です。

シャワーを浴びても意外と剥がれませんが、念のためにエストラーナテープの上から更に防水性のテープを貼り、剥がれないようにしています。

同じ場所に貼ると結構かゆみを感じます。

 

 

 

 

デュファストン 5mg

プレマリン錠 デュファストン

 

効能又は効果

切迫流早産,習慣性流早産,無月経,月経周期異常(稀発月経,多発月経),月経困難症,機能性子宮出血,黄体機能不全による不妊症,子宮内膜症

 

結構具体的に効能が書かれています。

早産、不妊症、子宮内膜症に効能があるようです。

 

臨床成績

切迫流早産77.1%(827/1,072例)

習慣性流早産88.1%(52/59例)

無月経77.8%(541/695例)

月経周期異常83.3%(30/36例)

月経困難症70.6%(557/789例)

機能性子宮出血77.5%(300/387例)

黄体機能不全による不妊症51.4%(93/181例)

子宮内膜症88.5%(92/104例)に有効性が認められている。

 

臨床試験ではかなりいい成績が出ているようです。

 

 

チラーヂンS錠

チラーヂンS

 

TSHの値が高いため、チラーヂンS錠を服用しています。

 

効能又は効果

粘液水腫,クレチン病,甲状腺機能低下症(原発性及び下垂体性),甲状腺腫

 

【体外受精】TSH(甲状腺刺激ホルモン)の値が重要

 

 

服用しているサプリメント

妊娠中(もしくは妊娠前から)葉酸が重要ということを何度も聞いたのでサプリメントを飲んでいます。

 

【体外受精】エレビット(elevit)を買った

 

エレビット

 

 

 

 

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